【京都版】業務用エアコンの修理 or 入れ替え どっちが得？

業務用エアコンの修理費用 vs. 入れ替え費用を比較

業務用エアコンの修理と入れ替え、どちらがコスト面で有利なのかを判断するためには、短期的な修理費用と長期的なランニングコストの両面から考える必要があります。

修理費用の相場（京都の場合）

京都での業務用エアコン修理費用の目安は以下の通りです。

修理費用は部品代と工賃によって異なり、機種の種類や年式によっても変動します。特に、10年以上経過したエアコンは部品の供給が終了していることが多く、修理できないケースもあります。

四条・祇園エリアの店舗では、営業終了後の深夜帯に修理を依頼することが多く、夜間修理料金が別途発生する場合があります。特に外国人観光客が多い店舗ではエアコン停止＝売上ダウンにつながるため、迅速な対応が求められます。

エアコンの寿命は平均10～15年ですが、修理費用が設備更新費用の50％以上に達した場合、入れ替えを検討するべきです。特にコンプレッサーの故障は、他の部品にも負荷をかけるため、修理よりも入れ替えの方が得策となることが多いです。

入れ替え費用の相場（京都の場合）

業務用エアコンの入れ替え費用は、機種のタイプや能力（馬力）、設置環境によって異なります。

入れ替えの際には本体価格だけでなく、配管工事や電気工事などの費用も発生するため、総額を考慮することが重要です。業務用エアコンの本体価格は高額ですが、最新モデルは電気代が20～40％削減できるため、長期的に見ればコスト削減につながります。

古いエアコンを使用し続けると、修理費＋電気代の合計が新機種導入費用を超えるケースが多いです。

町家や古い建物では、建築規制が厳しく、ダクト工事が制限されるケースもあります。そのため、設置可能なエアコンの選択肢が狭まり、結果的にコストが上がる場合があります。

修理と入れ替えの損益分岐点

損益分岐点の考え方

【修理費用＋今後の電気代 ≧ 新規入れ替え費用＋最新機種の電気代 】
なら、入れ替えを推奨

• 10年経過した業務用エアコン（天井カセット型、4馬力）
• 年間電気代：旧型 300,000円 / 新型 220,000円（80,000円削減）
• 修理費用（基盤交換＋ガス補充）：120,000円

→ 修理＋今後の電気代（120,000円＋300,000円×5年） = 1,620,000円
→ 入れ替え＋電気代（700,000円＋220,000円×5年） = 1,800,000円

結果：修理費用の累計が設備更新費用の90％以上に達するなら、入れ替えを推奨。